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【製本図鑑】4種類の製本方法を写真付きで解説!
先日のコラムで、12種類のパンフレットの折り方についてご紹介しました。
1枚の紙を折るだけで、あんなにも様々なバリエーションがあり、見え方も全く変わってきて、そういうところが印刷物制作のおもしろいところでもあります。
では、パンフレットよりもページ数の多いものを作るとなったら、どんな仕様があるのかな?と思われた方のために!(笑)
製本の種類をご紹介したいと思います。
製本とは
簡単に言ってしまうと、「本」の形にすることです。
何枚もの紙を針金・糊・糸などで綴じて、表紙をつけたりすると本ができあがります。
その綴じ方や表紙のつけ方などでたくさんの製本方法があるので、
今現在、社内にある本で製本方法を詳しく見ていきます!
中綴じ
中綴じは、全てのページを二つ折りにしてその中心をホチキスで留めた製本です。
パンフレットやページ数の少ないカタログなどによく使われています。
開きやすく見やすいのも特徴です。
ホチキスの形がちょっと変わっているものもありました。
アパレル系の季節商品カタログです。
こういうところにもその会社の素敵なセンスが見え隠れしていますね。
同じ中綴じでも、ホチキスではなく糸で留める製本方法もあり、
「中綴じミシン製本」などと呼ばれるようです。
それがこちらです!
糸の色を変えることでも見え方を変えられます。
リング製本
これも親しみがあるのではないでしょうか?
リングはこの写真のように2重になっているものだったり、
1本の螺旋状のものであったり、プラスチック製だったりといろいろな形状があります。
ノートなどによく使われていますね。
無線綴じ
ページ数が多くなると、中綴じが難しくなってきます。
そこで登場するのが、この無線綴じです。
本の背になる部分を糊付けして1冊にまとめています。
このように表紙だけ折り返しをつけたり、
表紙裏に違う紙で見返しをつけたりということもできます。
文庫や新書もこの無線綴じで製本されています。
このようにカバーが付いているものも多いですね。
上製本
上製本よりも「ハードカバー」の方がよく聞く言葉かもしれません。
こんな綴じ方のものを指します。
小説などの単行本はこの形で製本されていることが多いですね。
上の写真は背の部分が丸くなっている「丸山製本」と呼ばれるものです。
このように四角になっているものは「角山製本」と言います。
上製本には、本文部分の綴じ方に種類があります。
上記の丸山製本のものは糸かがり綴じがされていて、背と本文部分がくっついています。
この製本方法はとても丈夫に仕上がりますが、
開く際に中心部分が完全に開かないので、開くにくさを感じることもあります。
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上記の角山製本のものは、本文部分が糸かがり綴じになっており、
かつ背と本文部分が離れて浮くようになっています。
そのため本文部分が上記のものよりも開くやすくなっています。
丸山製本でも角山製本でも、背にくっつけて製本できますし、
浮くように製本することもできます。
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まとめ
以上、製本方法を大別して4種類ご紹介しました。
あれ?パンフレットの折り方よりも製本の方があまり種類がない・・・
と思うかもしれませんが、カバーの有無、表紙の折り返し、見返しの有無などなど無限に広がります!
どんな製本にするか決められない!という時には、ぜひインビジョンにご相談ください。
ご希望に合う制作物をご提案させていただきます!
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